CC600/700 のフェルトシェルは、100% 再生材を使用して生産されています。再生材には、廃棄されたペットボトルや、衣服、フェルトなどの端材などが含まれており、回収した材料を色毎に分別し、繊維状になるまで、細かく細断していきます。その後、繊維は薄く延ばされ、無数の針のついた板で、繰り返し刺していきます。これにより、繊維同士が絡み合い、シート状のフェルトが出来上がります。型を使い、フェルトシートを座面の形に成形し、CC600/700 のフェルトの完成です。

フェルトシェルは、３層構造で２種類のフェルトを組み合わせています。芯材部分には、硬く丈夫なフェルトを、表面部分には、柔らかく肌触りの良いフェルトを採用し、丈夫さと心地よさを両立したシェルに仕上げました。これら２種類のフェルトを用いて、CC600/700は、耐久性のある構造と共に、ラウンジからカジュアルなオフィス空間まで、さまざまな場所にマッチするようデザインされました。

フェルトシェルだけでなく、座パッドも、サステナビリティに配慮された作りになっています。座面に使われている張材は、サーキュラーエコノミーの原則にのっとり、未使用の繊維や端材、廃棄された衣服や、家具製作で使われる布地等を活用して生産されています。回収された材料は細かく細断され、新しい布地を作るために再利用されます。
クッション部分には、リサイクルされたウレタンフォームを再利用したチップウレタンを採用し、新しい材料の使用量を削減しています。また、ホットプレスとホットメルト接着剤による成形を採用しており、環境にやさしい方法で製造することで、環境負荷を軽減しています。